"恋愛関係が複雑化し、男女の仲が流動化する昨今、三角関係にまつわる相談をよ
く受けるようになりました。特に需要が高いのは、恋のライバルに勝つ ための
テクニック。といっても、ライバルを貶めるのではなく、自己アピールの方法論
です。
●よくあるパターンは最もポピュラーな相談は、自分が好きになった相手に、すでに彼氏（彼女）がい
る、というもの。この場合、その男女が破局しない限り、あなたがチャ ンスに
恵まれる可能性はほとんどありません。ありがちなのは、恋敵のよからぬ噂を言
いふらしたり、恋敵に友達のフリをして近づいて、二人の関係を 険悪な方向へ
とミスリードする、というネガティヴなアプローチ。いわば「恋の邪魔」です。
●とっておきの別れさせ方はわたしがおすすめするのは、そうした「自分が悪者」になる方法論ではなく、
「被害者」になるテクニック。まずは「浮気相手」に甘んじる、「二股さ れて
いる」可哀想な立場を自ら選びます。浮気相手とは、換言すれば「二番手」とい
うことでもありますから、実は「本命」になるチャンスも大いに広 がるわけで
すね。
●あとはひたすら魅力をアピール二番手としての地位を確たるものにできたなら、本命の異性（恋敵）よりも「ワ
ンランク上」の人間として振る舞いましょう。ルックスは無理でも、優 しさ、
細やかな気配り、軽妙なトークなど、何かしらの点で「一緒にいて楽しい」相手
を目指します。「ありのままの自分」を出すのはNG。多少は演 技をしてでも、
恋敵と「差」をつけるよう努めてください。
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